博士後期課程に進学しました(19年ぶり2回目)

人間の皆さま、ごきげんようございますか。

本日、10月1日に東京科学大学の博士後期課程(情報通信系の奥村・船越研究室)に入学しました。ご尽力いただいた皆さま、心より感謝申し上げます。

https://lr-www.pi.titech.ac.jp/

以下、私の気持ちをできるだけお伝えしたいと思い、書き記しました。

19年ぶり2回目の進学となります。前回は研究室のメンバーに日本語が通じない人間レベルからのスタートでした。

「懲りていない」とも言えるかもしれませんが、社会経験を経て、多くの博士後期課程の学生や社会人の方々と共に仕事や生活をしたことで、その大変さを前回よりも理解していると思います。

また、この15年間、多くの方々から「論文を書け」「論文を書かないなら私が書く」「開発を早くしろ」「開発しないなら私にくれ」などと冗談交じりに言われながらも、私と仲間が取り組んできたことの価値を教えていただきました。

指導教官の奥村学教授には、非常に気長にご指導いただいており、そのお気持ちに応えたいという思いが強まっています。

今日から2027年3月末までの912日間、ソフトバンク株式会社でAIを活用して社会を良くする仕事や、東科大名義でのNLP論文執筆、体力作り、OSS開発など、多方面でより良い結果を目指します。

今回の進学だけでなく、この15年の社会人経験とアカデミックな経験から、日本では技術者がものづくりや先端的な研究を突き詰めて幸せになることが非常に難しいと痛感しています。

3年後にはAI推論サービスのインフラ化やAR/MR対応が進み、技術者にとって楽しい状況になっていることを期待しています。しかしながら、出生率低下や社会保障問題など、社会情勢は現役世代に更なる負担を強いると予測しています。

このような状況下で、自分自身が最大限活躍できる環境実現し、同じ仕組みで仲間たちも活躍できるようにしたいと考えています。

ここから3年間で得たものを、その後返せるよう誠実に過ごします。ここまでお読みいただいた皆様は私に対して様々な思いがあるかと思いますが、私自身に過度な私欲はありません。

家族、親族、友人、親友、仲間と目が届く範囲のみんなと一緒に幸せになり、そのうえでまずは、日本の津々浦々の人々のためになることができる様に心がけてまいります。

私生活とやるべき事の両立は、難易度がとても高く、私の頑張りに関わらず、家族や親族に負担をかけてしまいます。そして合わせて、多くの皆様の長期間に渡る強いお力添えが、どうしても必要です。

有形無形の応援をまずは3年間、よろしくお願い致します。

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